風俗店で客として知り合った男性から現金をだまし取ったとして、警視庁は、職業不詳の女(25)=東京都中野区=を詐欺容疑で逮捕したと24日発表した。事実関係を認め、動機について「ホストクラブでお金を使い、借金があった」と供述しているという。同庁は、少なくとも男性2人から計2200万円をだまし取ったとみている。 中野署によると、女は昨年3月ごろ、50代の男性に「大学の学費を滞納している。払えなかったら除籍になる」などとうそを言い、現金56万円をだまし取った疑いがある。男性とは、2023年11月ごろ、女が埼玉県川口市の風俗店に勤務していた際に客として知り合ったという。 同署は、女が「滞納している家賃」や「亡くなった母親の借金返済」といったうそもついて、この男性から計約1千万円をだまし取ったとみている。女の母親は現在も生存しているという。 また、署によると、女は別の風俗店で客として知り合った40代の男性からも、計約1200万円をだましとった疑いがある。女のスマートフォンからは、詐欺の手口をまとめたマニュアルが見つかったといい、事件との関連を調べている。(三井新)