スロベニア、イスラエル首相を入国禁止に 「戦争犯罪」逮捕状受け

中欧のスロベニアは25日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を続けるイスラエルのネタニヤフ首相に対し、自国への入国を禁止する措置を発表した。国際刑事裁判所(ICC)が戦争犯罪や人道に対する犯罪の容疑で同氏に逮捕状を出していることなどを受けた措置だとしている。 欧州連合(EU)加盟国のスロベニアは政府発表で、入国禁止措置は「イスラエルに対し、国際裁判所の決定と国際人道法の尊重を期待するという明確なメッセージだ」と説明。「スロベニアは国際平和と人権という普遍的価値へのコミットメントを再確認する」と強調した。 スロベニアは昨年6月にパレスチナを国家承認。イスラエルとの武器取引を禁止し、同国の極右閣僚2人に対しても入国を禁止するなど反イスラエル姿勢を強めている。(イスタンブール=根本晃)

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