「お金を調べる必要がある」“ニセ警察官”が振り込み要求 50代女性が100万円だまし取られる特殊詐欺被害 新潟・燕市

また“ニセ警察官”による特殊詐欺被害です。 千葉県警の警察官を名乗る男に「銀行口座のお金を調べる必要がある」などと言われた新潟県燕市の50代女性が、100万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かりました。 警察によりますと、9月23日午前10時半ごろ、女性のスマートフォンに“成田空港の遺失物係”を名乗る男から電話がありました。 男は「飛行機の中にあなた名義のキャッシュカードをが落ちていた。そのカードには詐欺で逮捕されている犯人の指紋がついていて、千葉県警捜査二課が捜査しているので電話を転送する」などと話したということです。 その後、女性は千葉県警の警察官を名乗る男とやり取りし、SNSのビデオ通話で“警察手帳”を示されたと言います。 そして、「あなたは捜査対象となっており、あなたの銀行口座のお金を調べる必要があるので、これから指定する口座に全て振り込んで欲しい。確認後、お金は返す」などと言われ、話を信じた女性は相手が指定した口座に現金100万円を振り込み、だまし取られたということです。 警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、被害防止のため、以下の点に注意してほしいとしています。 ・警察や検察がSNSや通信アプリを使って相手とやり取りすることは絶対にありません ・警察や検察が「差押許可状や逮捕状が出ている」などと電話で話すことは絶対にありません ・警察や検察が「誓約書」などをSNSでやり取りすることは絶対にありません ・「新しい口座に資金を移してほしい」「暗号資産に資金を移してほしい」などと「お金の話」が出たら詐欺を疑って、警察に相談してください ・インターネットバンキングのIDやパスワードは他人に教えないでください ・警察官を名乗るものから電話で捜査対象になっていると言われた場合は、詐欺を疑い、電話を切って最寄りの警察署に相談してください 新潟県内の特殊詐欺の被害額は、7月末までに5億6146万円となっていて、前年と比べ2億2524万円増えています。

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