北海道むかわ町の山林で男性の遺体が発見された事件で、証拠隠滅の疑いで新たに逮捕・送検された男が、逮捕前にSTVの取材に答えていました。 (石田記者)「渡辺容疑者が出てきました。フードを深く被っていて、表情は伺えません」 証拠隠滅の疑いで逮捕・送検されたのは、札幌市白石区の渡辺斉容疑者です。 この事件では、むかわ町の山林で西村隆行さんが遺体で発見され、死体遺棄や傷害の疑いで知人の大上文彦容疑者がすでに逮捕されています。 大上容疑者は死体遺棄事件の前、札幌市内で西村さんを包丁で切りつけ、けがを負わせていて、渡辺容疑者はその現場に居合わせていました。 9月20日、STVの取材に対して渡辺容疑者はー (渡辺斉容疑者)「うちの包丁なんだけど、(大上容疑者が)流しのかごにあったのを持ってきたと思う。大上が包丁を病院に持っていくからと言ったので、それは渡さないと包丁奪い取った」 しかし、渡辺容疑者は共犯の女とともに凶器の包丁を隠したほか、後日、大上容疑者に包丁を渡して証拠隠滅を図るなどした疑いが持たれています。 調べに対し、渡辺容疑者は「証拠隠滅をするつもりはなかった」と容疑を一部否認しています。 警察はほかにも事件に関与した人物がいるとみて全容解明を進めています。