大阪府の職業訓練学校で、元警察官だった73歳の非常勤職員の男が、訓練生に対して密室で抱きついたり胸のサイズを聞いたりするなどのセクハラ行為を行ったとして懲戒免職処分となりました。 懲戒免職処分となったのは、大阪障害者職業訓練開発校の非常勤職員、橋詰晴堂被告(73)です。 橋詰被告は、今年5月、利用者の当時18歳の少女を他に誰もいない部屋に呼び出して太ももを触ったり、腕を引っ張って転倒させ、抱きしめるなどのわいせつな行為をしたとして6月に逮捕され、7月、不同意わいせつの罪で起訴されています。 施設の関係者によりますと、橋詰被告は大阪府警の元警察官で、少女らを監督する立場だったということです。 大阪府によりますと、橋詰被告は少女へのわいせつ行為のほか、複数の訓練生に対し「半パンのほうがいい」と話したり、胸のサイズを聞いたりするなどのセクハラ行為が確認され、府の聞き取りに対し、「とんでもないことをして申し訳ない。私はいかなる罰も受けるつもり」と話していたということです。 大阪府は30日、橋詰被告を「懲戒免職」処分としました。