中学校の進路説明会中に3年男子生徒が同級生に殴られ全治6か月の重傷 警察側は"事件の通報無し" 学校側は"事件の連絡した"

今年3月、福岡市東区の中学校で開催された進路説明会の会場で中学3年の男子生徒(当時15)が同級生に頭を殴られ、頭の骨を折るなど全治6か月の重傷を負っていたことが明らかになりました。 警察は、5月28日、事件当時中学3年だった福岡市東区に住むアルバイトの15歳の少年を傷害の疑いで逮捕しています。 今年3月4日午後、福岡市東区にある中学校の体育館で開催された進路説明会の会場で中学3年の男子生徒(15)が同級生の少年に左の側頭部を1回殴られました。 殴られた男子生徒は、頭の骨を折るなど全治6か月の重傷を負ったということです。 今年の福岡県立高校の一般入試は事件翌日の3月5日に実施されましたが、重傷を負った男子生徒は事件の発生前に進学先が決まっていて県立高校の一般入試を受験する予定はありませんでした。 5月28日、警察は、事件当時中学3年だった福岡市東区に住むアルバイトの15歳の少年を傷害の疑いで逮捕しました。 取り調べに対し、15歳の少年は「自分は進学しないので早く帰りたいと思い、イライラして近くにいた同級生を殴ってしまいました」などと話し、容疑を認めているということです。 この事件について福岡県警・東警察署は中学校側から事件の発生を知らせる通報は無く、事件当日の夜に重傷を負った男子生徒の母親が被害を申告したのを受けて捜査に着手したとしています。 一方、福岡市教育委員会は事件当日の午後5時ごろに中学校の校長が「○○(逮捕された少年の名前)が○○(重傷を負った男子生徒の名前)を殴った。保護者へ連絡して病院に連れて行った。診断の結果、骨折と出血があり、最初の病院から転院することになった」と東警察署に電話をしたとしています。 市教委が明らかにした警察に連絡したとされる内容については事件当時の記録ではなく、事件が明らかになった5月28日に校長に対して聞き取りをして公表されたものだということです。

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