本物そっくりの逮捕状に“恐怖心”感じる人も…県内で被害急増の「特殊詐欺」県警で緊急対策会議【香川】

香川県内で被害が急増している特殊詐欺などの被害を防ごうと、緊急の対策会議が9月30日、県警本部で開かれました。 対策会議には被害額の多数を占める高齢者と接する機会の多い民生委員や地域包括支援センターの職員など約70人が参加しました。 香川県内では2025年に入って8月末までに特殊詐欺による被害額が約8億円に上り、2024年の同じ時期を4億5000万円近く上回っています。被害の多くが警察官などをかたるオレオレ詐欺で、講師の警察官が詐欺の電話は国際電話が多いことや、被害者の名前や住所が書かれた本物そっくりの逮捕状を見せて脅してくることなど注意点を説明し、参加者たちがスマートフォンを使って詐欺の手口を体験しました。 (参加者は…) 「さっき体験したが、すごく怖くて本当に住所や名前があって、送られてきたら本当に恐怖心で引っかかる感じがした」 (香川県警生活安全企画課 中島崇雅犯罪抑止対策補佐) 「もしかしたら被害にあっているかもしれないという人に関して被害にあう前に、被害が広がる前に通報してもらって、あとは警察に任せてほしい」 県内では29日も特殊詐欺などで合わせて1億円以上がだまし取られる事案が発表されるなど対策が急務となっています。

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