今年4月、山形県山辺町の公園が車に荒らされ、町が警察に被害届を出していた事件で、9月30日に天童市の男が逮捕されました。 町はTUYの取材に対し「損害賠償も視野に検討している」としました。 町の担当者は「逮捕の前に警察から連絡があった」と明かし、「事件当時は憤りや不安の気持ちで受け止めていたが、犯人逮捕で安どした」と話しました。 そして「公園の復旧工事を行ったので、損害賠償の請求を視野に弁護士と相談している」としました。 ■男はきょう送検 今年4月、山辺町の公園で車をドリフト走行させ芝の地面を荒らしたとして、天童市に住む22歳の会社員の男が逮捕されました。男は容疑を認めています。また、この男はRV車に乗って犯行をおこなっていたことがわかりました。 器物損壊の疑いで逮捕されたのは天童市山口の会社員の男(22)です。 男は今年4月13日から23日までの間に山辺町の大寺ふれあい公園の芝を荒らし、およそ200万円の損害を与えた疑いがもたれています。 男は公園内でRV車をいわゆるドリフト走行させていたとみられています。 ■当時の写真に「タイヤパターン」 当時TUYが撮影した公園の写真では、芝の地面が大きく8の字を描くようにえぐれているのがわかります。また、RV車のものとみられるタイヤパターンが残る泥が映っていました。 被害を受けた山辺町が警察に被害届を提出し警察が調べを進めていたところ、情報提供や聞き込み捜査などから男が関与している疑いが強まり、昨夜逮捕されました。 男は容疑を認めているということです。男の身柄はきょう午前、山形地方検察庁に移されました。今後さらなる調べが進められます。