「出前館」で無銭飲食繰り返した疑い 38歳男を逮捕 返金システム悪用か 一日でうな重うなぎ・チキンステーキ・チーズインハンバーグ・アイスを大量注文「味を占めた」

フードデリバリーサービスで、無銭飲食を繰り返したとみられる男。その手口とは。 コロナ禍を経て利用者が急増した「フードデリバリーサービス」。 (街の人 30代) 「たまに使います。2〜3か月に1回くらい」 (街の人 20代) 「雨とかで家を出るのが面倒くさいと思うときに使う」 便利な一方、こんな経験をした人も。 (街の人 20代) 「注文した商品と違う商品が届いて、『正しい商品を届けてほしい』という話はしたが、時間的に難しかったので返金してもらった」 商品が届かなかったり不備があったりした場合は代金が「返金」されますが、この仕組みを悪用し、無銭飲食を繰り返したとみられる男が逮捕されました。 ■返金を受けた後 アカウントを削除し、別の氏名や電話番号で登録 (松田亘哲記者 名古屋・中川警察署 午前8時半ごろ) 「フードデリバリーサービスで『無銭飲食』を繰り返していた男の身柄が、検察庁に送られます」 名古屋市瑞穂区の無職、東本拓也容疑者38歳。警察によりますと東本容疑者は、「出前館」にウソの氏名や住所で登録し、料理を注文。指定の場所に「置き配」して受け取ったにもかかわらず、「商品が届かない」などとウソを言って返金させた詐欺などの疑いがもたれています。 東本容疑者が1日に注文した料理がこちら。 ・うな重うなぎ2倍(1990円) ・チキンステーキ4個(4360円) ・チーズインハンバーグ2個(1780円) ・アイスクリームが12個(8160円) 総額は1万6290円です。 東本容疑者は返金を受けた後アカウントを削除し、別の氏名や電話番号で登録しなおす手口で、同様の犯行を繰り返したとみられますが、驚くのはその金額。 先月までの2年半の間に1095回の注文と返金手続きを繰り返し、総額374万円の支払いを免れたとみられています。 警察の取り調べに対し東本容疑者は「味を占めて、何度もやってしまいました」と話し、容疑を認めているということです。

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