東北道3人死亡 逆走車の運転男性を容疑者死亡のまま書類送検 危険運転致死の疑い

今年4月、栃木県の東北自動車道を逆走した車が別の車と正面衝突するなどし3人が死亡した事故で、逆走車を運転していた当時42歳の無職の男性が3日、容疑者死亡のまま危険運転致死の疑いで書類送検されました。 警察によりますと、逆走車を運転していた男性はことし4月26日の午後10時過ぎ、那須塩原市内の東北道上り線を逆走し、当時56歳の男性会社員が運転する車に正面衝突し死亡させた疑いが持たれています。 この事故では、正面衝突の現場からおよそ1キロ北で、事故により発生した渋滞の最後尾にトラックが追突し、追突された車に乗っていた当時60歳の女性が死亡、トラック運転手が過失運転致死傷の容疑で逮捕されています。 これらの事故で3人が死亡し、あわせて11人がケガをしました。 逆走車は事故直前に現場近くの黒磯板室ICから本線に流入したことが分かっていますが、黒磯板室ICの上り線は入口と出口が平面で交差し、物理的に誤進入できる構造になっています。 事故後、県やNEXCO東日本などは誤進入を防ぐため、右折用の矢印信号機を設置したり注意を促す標識を大きくしたりするなどの対策を進めていますが、警察は逆走した理由について「解明に至らなかった」としています。

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