兵庫県尼崎市の路上で当時23歳の男性を車で連れ去り、暴行を加えたあと刃物で刺すなどし殺害したとして、暴力団関係者4人が殺人容疑で逮捕された事件で、暴力団関係者の証言から、警察が高知県内の山中を捜索したところ、人骨が見つかり、鑑定の結果、被害者のものと特定されたということです。 男性は今年6月から行方が分からなくなっていて、男らは男性を連れ去った逮捕監禁の疑いで、すでに逮捕されています。 逮捕されたのは、指定暴力団二代目東組傘下団体の組員・三谷晃平容疑者(27)ら4人です。三谷容疑者らは、今年6月、兵庫県尼崎市の路上や大阪府能勢町の住宅で、当時23歳の男性の顔面を殴るなどしたほか、男性の左足を刃物で突き刺すなどして殺害した疑いがもたれています。 4人は男性を殺害したあと、車を乗り換えるなどしながら遺体を高知県まで運んだということです。男性の叫び声を聞いた近隣の女性が警察に通報し、警察が到着した時には車は現場から立ち去っていましたが、防犯カメラやスマートフォンの情報などから、男らが浮上したということです。 警察はすでに男ら4人を含む計12人を、尼崎市の路上で男性を無理やり車に乗せて連れ去り監禁したなどとして、逮捕監禁などの疑いで逮捕していて、男らと被害者との間で何らかのトラブルがあったとみて詳しく調べるとともに、他にも協力者などがいた可能性もあるとみて捜査しています。