東大阪殺人 自首した永久寛史容疑者(51)バーの客からは良い評判も…元妻「暴力やDVがひどかった。恨みしかない」殺害された元交際女性の遺体には数十か所の刺し傷

10月1日の白昼に東大阪市で発生した刺殺事件。逮捕された男(51)の、“二面性のある”人物像が見えてきました。 おととい1日の午後1時半ごろ、警察署に自首してきた自営業・永久寛史容疑者(51)の申告に基づき、警察官が東大阪市箱殿町にある容疑者宅を訪ねたところ、3階の一室で仰向けに血を流して倒れている佐藤ありささん(33)を確認。 近くには血のついた包丁が2本あり、佐藤さんは現場で死亡が確認されました。 殺人の疑いで逮捕された永久容疑者は、かつて佐藤さんと交際関係にあり、一緒に暮らしていました。 永久寛史容疑者 「私のなかで感情が一気に爆発してしまい、殺意を持って刃物で刺した」 2人を知る人によると、佐藤さんは、永久容疑者が自宅の1階で経営するバーを手伝っていたといいます。 近所に住む女性 「基本マスター(永久容疑者)が1人おるんやけど、忙しくなったら(佐藤さんが)手伝いに下りてくる」 「(佐藤さんは)めちゃめちゃ可愛らしいええ子やったし、こんなんで命落とすなんて、すごくショック」 「(永久容疑者の印象は)気さくな良いマスターでしかない」 バーの客からは評判が良かった永久容疑者。一方で、容疑者の元妻は暴力的な一面があったと証言します。 永久容疑者の元妻 「暴力とかDVとかがひどかったので。子どもたちも会うことを怖がっていたので。『何されるかわからへん』って言って」 「正直、私も子どもたちも恨みつらみしかなくて、『次何やられるんねやろう』と、ずっと追い詰められていた」 亡くなった佐藤さんは、2022年8月から今年9月にかけて5回、永久容疑者から暴行を受けたり、口論になったりしたと、警察に通報していたといいます。 そのうちの1回は、今回の事件の4日前でした。「荷物を取りに来たが開けてくれない」と、トラブルの相談をしていたということです。 そして事件当日、佐藤さんは、永久容疑者から自分の荷物を引き取る約束をして、容疑者宅を訪れていました。 司法解剖の結果、佐藤さんの全身には数十か所の刺し傷があり、背中や腹部の傷は臓器を貫通していたということで、警察は永久容疑者に強い殺意があったとみて、動機をくわしく調べています。

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