ドリフトのような暴走で公園を荒らす 軽い気持ちの大きすぎる代償 男はRV車を使用、直後の写真にはくっきりとタイヤ痕…事件から5カ月後に逮捕(山形・山辺町)

ドリフトしたのか?と全国的に話題になり、ネットでも拡散された公園内での暴走。その代償は、非常に大きいものとなりました。 今年4月、山形県山辺町の公園内を車で走り回り芝の地面を荒らしたとして、9月30日に天童市に住む22歳の会社員の男が逮捕されました。現場の公園はおよそ5か月がたった今もその痕跡が残されていました。 器物損壊の疑いで逮捕されたのは天童市山口の会社員の男(22)です。 男は今年4月13日から23日までの間に、山辺町の「大寺ふれあい公園」の芝を荒らし、およそ200万円の損害を与えた疑いがもたれています。 男は公園内で車を、いわゆるドリフト走行させていたとみられています。 ■地面が大きくえぐれ… 当時撮影された公園の写真では、芝の地面が大きく8の字を描くようにえぐれているのがわかります。※町提供 この公園は桜の名所としても知られ、近所の人の憩いの場であり、子どもたちの遊び場だったといいます。その場所が、まるでレースのグラベルコースのようになってしまいました。 ■現場を下から見るとひどさが一層わかった 事件直後の現場にTUYが急行し、撮影しました。現場に行った記者は、あまりの状況に言葉を失ったと言います。 楽しかったのでしょうか。このようなことをして。 ■現場にはタイヤパターンが残っていた 当初からドリフトのような走行をしていたとみられていたこの行為。当時の写真には、実ははっきりとタイヤの痕跡が残っている写真がありました。 これはタイヤに付着していたであろう泥と思われる画像。男はRV車に乗って暴走したことが分かっていて、状況と合致しています。 さらに、公園内をよく見ても、タイヤパターンが分かる痕跡がそこかしこに。これは逃げられるわけはない、と思ったものです。 山辺町からの被害届を受けた警察が調べを進めたところ、聞き込み捜査や情報提供などから男が関与している疑いが強まり、警察が逮捕しました。 わかりやすい痕跡が多くあったとしても、裏付けは相当難しく慎重さが必要です。数か月たっての逮捕は、警察のお手柄と言っていいのではないでしょうか。

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