「自分以外の男性と肉体関係を…」看護師の女性をナイフで刺し、倒れたところを更に追撃 男(33)に弁護側は「脆弱性や生育歴からきた犯行」【元交際相手女性 殺人未遂事件 第1回】

■看護師の女性の腹部をナイフで4回刺し… 岡山県高梁市の病院で、看護師の女性をナイフで刺し、殺害しようとした罪に問われている男の裁判員裁判が、岡山地裁で行われています。 殺人未遂・銃砲刀剣類所持等取締法違反の2つの罪に問われているのは、高梁市の無職の男(33)です。 起訴状などによりますと、男は2024年7月に高梁市の病院【画像(1)】で、看護師の女性の腹部などをナイフで4回突き刺して殺害しようとした、殺人未遂などの罪に問われています。 今年9月30日に行われた初公判で、男は起訴内容を認めていて、量刑が争点となっています。 ■「殺してやろうと」女性が路上に倒れた後も「追撃」 冒頭陳述などによりますと、男は2024年7月午前9時半ごろ、高梁市内の病院敷地内の出入り口前で、勤務を終えて帰宅しようとしていた看護師の女性を、背部から刃体の長さ約13センチのナイフで刺したといいます。 さらに路上に倒れた後も追撃して、腹部などをあわせて4回刺したとされています。 現場にいた病院職員から、「看護師が患者にナイフで刺された」という通報があり、警察が駆けつけたところ、腹部から血を流している女性を発見。現場にいた男や病院職員に話を聞き、男を現行犯逮捕しました。 ■女性は「肝損傷」など後遺症を伴う全治1か月の重傷 女性はドクターヘリで病院に搬送され、肝損傷などの全治約1か月の重傷を負いましたが、命に別状はありませんでした。 警察の調べに対し男は、「殺してやろうと思って刺したことに間違いない」と供述しました。 その後、男は殺人未遂、銃砲刀剣類所持等取締法違反の罪で起訴されました。 ■女性は元交際相手 復縁望み「毎日数十件のメッセージ」 2025年9月に行われた初公判。白のワイシャツ、ネイビーのスーツ、黒の細いフレームのメガネをかけた男が、一礼して証言台に入ってきました。 裁判官から認否を問われた男は、「間違いないです」と起訴内容を認めました。

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