映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』を巡り、ブレイク・ライヴリーと泥沼係争中のジャスティン・バルドーニが、ニューヨーク・タイムズ紙から、名誉棄損で提訴された。 バルドーニとライヴリーの訴訟は、昨年12月31日に映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』撮影中のセクハラと、この事実を隠蔽するべく中傷キャンペーンを展開したとして、ライヴリーがバルドーニを訴えたことに端を発したもの。 これを否定するバルドーニは1月に入り、ライヴリーと夫のライアン・レイノルズを名誉棄損と恐喝で反訴するとともに、ブレイクの訴えを最初に報じたニューヨーク・タイムズを相手取り、名誉棄損で提訴したが、どちらも6月に棄却された。The Wrapによると、ニューヨーク・タイムズ紙は、この裁判費用の回収を求めて、彼を提訴したようだ。 同紙は現地時間9月30日、ニューヨーク州最高裁判所にて訴訟を起こし、「名誉毀損裁判の弁護費用を賄うため、バルドーニのウェイファーラープロダクションズに補償的損害賠償と懲罰的損害賠償の両方」を求めたという。 同紙の企業内弁護士デヴィッド・マクロウは声明で、「裁判所の判決により、タイムズ紙に対する訴えは、事実としても法律の上でも何ら根拠がないことは明らかである。こうした状況下、ニューヨーク州の反スラップ法に基づき、タイムズ紙は訴訟費用、弁護士費用、そして裁判所が正当かつ適切と判断するその他の損害賠償金を支払われるべきである」と述べた。 なお、この裁判で苦戦を強いられているバルドーニは、先月、性的人身売買などで逮捕・訴追されたショーン・コムズの弁護士を新たに雇ったと報じられている。