千葉・市川と白井での「闇バイト強盗」の裁判員裁判 実行役の男に懲役20年求刑

2024年、千葉県市川市などで起きた「闇バイト強盗」の実行役を担った男の裁判員裁判で、検察は10月6日、男に懲役20年を求刑しました。 高梨謙吾被告は2024年10月、市川市や白井市の住宅に押し入り、住人にけがをさせて現金などを奪ったほか、住人の女性を連れ去り監禁したなどとして、強盗致傷や逮捕監禁などの罪に問われています。 6日の裁判では、白井市の自宅で被告から暴行を受けた被害者による心情陳述が行われ、「自宅が安心できない場所になってしまった。被告が一日でも長く刑務所に入っていることを望む」と胸の内を明かしました。 続いて検察側は、「楽に大金を手に入れるために強盗に加担し、主体的に判断して暴行を加えた。組織とは相互に利用する関係だったといえる」などとして懲役20年を求刑。 一方、弁護側は「被告は組織の末端で、従属的立場にあった。警察に出頭したことも評価すべき」として、懲役8年が相当と主張しました。 判決は10月14日に言い渡される予定です。

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