息子の薬物使用を自ら通報した韓国京畿道の元知事、出所した長男と抱擁…再出発を誓う再会

【10月07日 KOREA WAVE】韓国京畿道のナム・ギョンピル(南景弼)元知事が、薬物使用の罪で服役していた長男と出所後に再会し、涙の抱擁を交わした。過去に自ら息子を警察へ通報していたナム・ギョンピル氏は、出所当日の感動的な場面を自身のYouTubeチャンネルで公開した。 ナム・ギョンピル氏の公式チャンネル「ナムギョンピル・イノマ」に10月4日、忠清南道公州市の国立法務病院前で1日に撮影された動画が掲載された。映像には、ナム・ギョンピル氏が妻と次男ら家族とともに出所する長男を待つ姿が映っている。 長男が姿を現すと、ナム・ギョンピル氏は「おいで」と声をかけ、涙ぐみながら息子を強く抱きしめた。家族全員も加わり、互いに抱き合いながら「神様、再び会わせてくださってありがとうございます」と祈りを捧げた。 ナム・ギョンピル氏は「長い間抱きしめられなかったが、こうして抱くと実感がわく」と語り、涙を拭いながら「息子の新しい歩みを応援してほしい」と呼びかけた。長男も病院関係者に一人ずつ感謝の言葉を伝え、新たな出発を誓った。 ナム・ギョンピル氏の長男は2022年7月に大麻を吸引し、同年8月から2023年3月までの間に16回にわたって覚醒剤を使用した罪で家族の通報により現行犯逮捕された。いったん釈放された後も追加の使用が確認され、最終的に懲役2年6カ月の実刑判決を受けていた。 ナム・ギョンピル氏は2018年に政界を引退後、薬物依存からの回復を支援する団体を率い、薬物問題で苦しむ家族を支援する活動を続けている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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