無免許で銀行業を営んだとして、中国国籍の男女が7日午前、銀行法違反容疑で逮捕されました。 逮捕されたのは、来日中国人向けに不動産業や海外発送などを代行する会社を営む埼玉県川口市在住の中国国籍の40代の夫婦です。 警察よりますと、2人は、中国のインターネットサイトに、振込を代行する旨の広告を掲載。 日本に滞在中の中国人客3人から両替の依頼を受け、2024年9月11日から2025年2月17日までの間、8回にわたり、日本のインターネットバンキングサービスを利用して日本の通貨・計79万7千円を3人の銀行口座へ送金。 中国で利用されるオンライン決済サービスのアカウントに入金を受けるかたちで、手数料も含め、中国通貨4万923元を受け取るなど、為替取引を行い、許可なく銀行業を行った疑いです。 別の事件の捜査上に2人の会社が挙がったことから警察が調べたところ、2人の犯行が明らかになったとして、7日午前、銀行法違反容疑で逮捕しました。 2人は、送金については認めているものの、許可が必要だとは知らなかったと、容疑を一部否認しているということです。 警察では、2023年以降、同様の事例が数万件あるとみて、調べを進めています。