「山奥に“闇の処分場”がある」通報で発覚 民家の解体工事で出たがれきなどの処分を無許可で受託し山中に不法投棄した疑い 土木業者の男ら3人逮捕

大阪府柏原市の山中に廃棄物を不法投棄した疑いで、土木業者の男らが逮捕されました。 8日、廃棄物処理法違反の疑いで逮捕された土木業者の代表・新井由晃容疑者(45)ら男3人。 ことし1月、民家の解体工事で出たがれきなどの処分を無許可で受託し、柏原市の保管場所に搬入させて処分した疑いなどが持たれています。 事件が明るみになったのは去年8月。警察に届いた、「柏原の山奥に“闇の処分場”がある」という匿名の通報がきっかけでした。 ”闇の処分場”とは。新井容疑者が不法投棄したとされる場所を取材すると、フェンスの奥には今も土砂やコンクリートのがれきが山積みになっていました。 【記者リポート】「容疑者らは山のこの急な斜面をのぼり、ごみを捨てていたということです」 どのように、不法投棄が行われたのか、事件の構図はこうです。 まず、元請け業者が家屋の解体を下請け業者に委託。そして、三次下請けとなった業者が解体後に無許可で廃棄物を運搬。 その後、新井容疑者は会社が管理する保管場所に不法投棄していたとみられます。 警察によると新井容疑者は、正規業者の半分から3分の1程度の額のおよそ9万円で受託していたということです。 警察は3人の認否を明らかにしていませんが、他にも無許可で処分を請け負っていた疑いがあるとみて捜査しています。 (関西テレビ「newsランナー」2025年10月8日放送)

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