指定薬物「エトミデート」密輸入事件を全国初摘発 中国籍の男3人逮捕・起訴 大分

今年7月、ゾンビたばこと呼ばれる、指定薬物「エトミデート」をインドから国内に輸入した罪で中国籍の男3人が逮捕、起訴されていたことがわかりました。密輸入事件の摘発は、今回が全国で初めてということです。 薬機法違反の罪で逮捕・起訴されたのは、いずれも中国籍のワン・チュンブオ被告(24)ら3人です。3人は氏名不詳者らと共謀の上、今年7月、インドから指定薬物「エトミデート」100グラム余りを13万円で購入し、輸入した罪に問われています。 門司税関や九州厚生局などによりますと、成田空港に届いた大分市の20代男性宛ての荷物を検査したところエトミデートを発見。エトミデートは過剰摂取すると異常行動などを引き起こす国内未承認の薬物でワン被告らは電子タバコ状に加工して販売しようとしていたということです。 3人は逮捕時に容疑を認めていて、「エトミデートを使用するとリラックスする。手足をはばたかせ、ふわふわする感じ」などと供述しています。ワン容疑者の自宅からはエトミデートの液体、およそ2.7グラムやカートリッジなども押収されています。 門司税関は関税法違反の疑いでも大分地検に告発しています。また、県警は受け取り役の大分市の男性から話をきくなどして、事件の実態解明を進めています。 エトミデートの密輸入事件の摘発は、今回が全国で初めてとなります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする