(CNN) 米南部ミシシッピ州で週末、高校のアメリカンフットボール試合に関連して発生したとみられる少なくとも3件の銃撃事件で、少なくとも6人が死亡し、複数が負傷した。 同州リーランドでは、10日夜から11日未明にかけての銃撃で少なくとも4人が死亡し、12人以上がけがをした。市長が明らかにした。市長はCNNに対し、16人が撃たれ、4人が死亡したと述べた。死亡した4人を16人の中に含めているかは明らかにしなかった。 逮捕者は出ておらず、警察が捜査を進めている。警察はCNNの問い合わせに対し、銃撃があったことを認めたものの、詳細は明らかにしなかった。 CNN提携局WAPTによると、事件はリーランド高校の卒業生を迎える同窓会行事「ホームカミング」での試合後の集まりの最中に発生した。 また、同州ハイデルバーグでは10日夜、ハイデルバーグ高校の敷地内で起きた銃撃で少なくとも2人が死亡、1人が負傷した。地元警察がCNN提携局WDAMに明らかにした。ジャスパー郡保安官事務所は11日、この銃撃に関連した人物1人を特定したと発表した。 さらにシャーキー郡では、10日夜のフットボールの試合の場外で起きた銃撃に関連し、少なくとも2人が逮捕・訴追されたと、同郡保安官事務所が明らかにした。 リーランドのシモンズ州議員はAP通信に対し、「人々は繁華街に集まって楽しく過ごしていた」と語り、「これは無意味な銃暴力だ。今起きているのは、銃があまりにも多く出回っているという現実だ」と述べた。 ミシシッピ州捜査局はリーランド警察と連携して捜査に当たっている。 連邦捜査局(FBI)のパテル長官はX(旧ツイッター)への投稿で、リーランドの銃撃事件について認識しており、関与もしていると明らかにした。現地当局を支援するため人員を割いているという。