韓国 きょうのニュース(8月7日)

◇特別検察官 尹前大統領妻の逮捕状請求 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑などを捜査する特別検察官チームは7日、金氏の逮捕状を請求した。金氏に対する取り調べからわずか1日での逮捕状請求となった。特別検察官チームは16件の疑惑を捜査対象としているが、前日は輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作に関与した疑惑や政治ブローカーのミョン・テギュン氏と共に尹政権で与党だった「国民の力」の公認候補選びに不正に介入した疑惑、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部が「コンジン法師」と呼ばれる呪術師を通じて金氏にダイヤモンドのネックレスや高級バッグを渡し、教団のカンボジア事業などで便宜を図るよう依頼した疑惑の順に取り調べを行ったことが分かった。 ◇米国の新「相互関税」が発動 韓国には15% トランプ米政権は7日未明(日本時間7日午後)、各国・地域に一方的に課す新たな「相互関税」の適用を始めた。今後米国は各国・地域からの輸入品に10~41%の関税をかけることになり、この数十年にわたり米国主導で構築されてきた自由貿易体制に大きな変化がもたらされることが予想される。貿易立国の韓国にも15%の相互関税がかけられ、米国市場における競争力や企業の収益性に否定的な影響が避けられなくなった。また、主要企業が関税を避けるため米国に生産拠点を移すなど現地投資に乗り出すことで、米国を除いた国では製造業が停滞し、雇用が減りかねないとの懸念も出ている。 ◇韓米合同軍事演習 18~28日に実施 韓国軍合同参謀本部と韓米連合司令部は朝鮮半島有事を想定した定例の韓米合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(UFS)」を18~28日に実施すると発表した。演習はコンピューターシミュレーションに基づく指揮所訓練(CPX)と野外機動訓練(FTX)で構成されるが、期間中に計画されていた約40件のFTXのうち約20件は9月に延期される。合同参謀本部の李誠俊(イ・ソンジュン)広報室長は「猛暑に伴う訓練環境の保障、バランスの取れた連合防衛体制の維持などさまざまな要素を総合的に検討した後、韓米間の緊密な協議により一部訓練を来月に調整して実施することを決めた」と説明した。 ◇週末に南部地方で大雨 停滞前線影響 気象庁は、南東部の北太平洋高気圧が再び勢力を拡大し、その縁から流れ込む高温多湿な空気と北から南下する乾いた空気がぶつかって停滞前線が形成されるとして、9日午後から南部地方を中心に雨が降ると予想した。北西から乾いた風が吹いて停滞前線上に低気圧が発達し、9日午後から10日朝にかけて全羅道を中心に1時間に30~50ミリの激しい雨が降る見込みだ。9日の予想降水量は光州・全羅南道・釜山・蔚山・慶尚南道で30~80ミリ(光州と全羅南道では最大120ミリ以上)、全羅北道・大邱・慶尚北道・済州島で10~60ミリ、大田・忠清南道南部、忠清北道南部で5~20ミリ。

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