プルデンシャルHD会長が退任 不祥事相次ぎ引責

プルデンシャル・ホールディング(HD)・オブ・ジャパンは14日、浜田元房会長兼最高経営責任者(CEO)が6日付で退任したと発表した。 傘下保険会社で金銭詐取や個人情報漏えいが相次ぎ、事実上の引責辞任となった。CEOはブラッドフォード・オー・ハーン社長が10日付で兼務となった。 傘下のプルデンシャル生命保険(東京)では昨年、顧客から金銭をだまし取った詐欺容疑で元社員が逮捕。別の元社員も同容疑で逮捕されたほか、今年2月には顧客の個人情報を漏えいしたとして元社員が逮捕された。同社とプルデンシャルHDは4月までに、金融庁から保険業法に基づく報告徴求命令を受けていた。 プルデンシャルHDによると、一連の不祥事を受けて経営責任を考慮し、浜田氏が退任を決断。トップ交代で、グループのガバナンス(企業統治)を立て直す。

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