埼玉県鶴ヶ島市の老人ホームで入所者2人が殺害された事件で、逮捕された元職員の男は、施設に入る際に「暗証番号で電子ロックを解除した」と供述していることが新たに分かりました。 木村斗哉容疑者(22)は15日未明、鶴ヶ島市の介護付き老人ホームで入所者の小林登志子さん(89)に刃物のようなもので切りつけるなどして、殺害した疑いが持たれています。 木村容疑者は、15日午前8時過ぎに身柄が勾留されている西入間警察署から送検されました。 捜査関係者によりますと、「暗証番号で電子ロックを解除して、施設内に侵入した」と供述していることが新たに分かりました。 またこれまでの調べに対して、木村容疑者は「刃物で刺して殺したことは間違いない」と容疑を認めています。 また捜査関係者によりますと、現場周辺の防犯カメラには木村容疑者とみられる人物が自転車で犯行現場に近づく様子が映っていたということです。 警察は、今後、木村容疑者が、2人を襲った目的など動機をくわしく調べることにしています。