府警契約業者が不正車検 収賄容疑で前代表を書類送検 大阪府警

大阪府警と車検や車体修繕契約を結んでいた自動車整備会社「古市モータース」(同府羽曳野市)で、違法改造車の車検を通す見返りに賄賂を受け取ったとして、府警交通捜査課は20日、加重収賄容疑で前代表の大黒孝夫被告(59)を書類送検した。 捜査関係者への取材で分かった。10年以上前から賄賂を受け取っていたとみられるという。 同課は依頼者や仲介者ら5人を贈賄容疑で、法人としての同社を不正車検で得た利益を隠蔽(いんぺい)した組織犯罪処罰法違反などの容疑で書類送検した。 捜査関係者によると、大黒被告は昨年7~10月、違法改造車5台について、整備業務システムに虚偽情報を入力するなどして不正に車検を通し、技術料などの名目で現金計約13万円を受け取った疑いが持たれている。 同被告は今年3月、不正に車検を通したなどとして、道路運送車両法違反などの容疑で逮捕され、4月に起訴されていた。同社は少なくとも昨年4月から府警の車検や車体修繕を担っていたが、今年4月に入札参加資格を停止された。

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