万博会場警察隊が解散式 本部長「尽力に敬意と謝意」 大阪府警

大阪・関西万博の会期中、会場で事件事故の初動対応や警戒警備を行った「会場警察隊」の解散式が27日、府警本部で開かれた。 岩下剛本部長は「尽力に心から敬意と謝意を申したい」と述べ、隊員らをたたえた。 岩下本部長は、解散を惜しみつつ「各所属に散らばり、ブースターとして役割を果たしてくれると思うと、頼もしい限り」とあいさつ。約250人の隊を率いた難波大介隊長は「得た知識や経験、活動の記録は脈々と次世代に伝承し、今後の大阪府警の活動の礎にしていきたい」と述べた。 府警によると、同隊の取扱総数は2864件に上った。事件関係が979件と最多で、うち約75%が入場時に刃物や危険物を所持する凶器携帯への対応だった。窃盗や盗撮、職員らへの暴行などの逮捕事案も計10件あった。 ほかに来場者同士のトラブルの対応が467件、交通事故が435件、迷子などの保護が394件、騒音などその他が589件だった。

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