名門少年野球チームからグラブなど59点窃盗、容疑で男2人を逮捕 マック鈴木氏ら輩出

神戸の少年硬式野球チームのグラウンドの敷地に侵入し、野球用のスパイクやグラブを盗んだなどとして、兵庫県警神戸西署は建造物侵入と窃盗の疑いで、神戸市垂水区星陵台の林業、奈良谷和久(41)、同市垂水区名谷町の無職、山本桃李(とうり)(32)の両容疑者を逮捕した。 2人の逮捕容疑は共謀し、8月28日夜~同29日未明、神戸市西区神出町東の「ヤング神戸須磨クラブ」敷地内に侵入し、野球用のスパイクやグラブ、草刈り機など59点を盗み、さらに自動販売機を破壊し、現金6860円も盗んだとしている。同署は認否を明らかにしていない。 署によると、防犯カメラ捜査などで2人の関与が浮上したという。事件直後の同日午前3時40分ごろ、同敷地内で木造の建物など2棟とマイクロバス1台が全焼する火災があり、署は2人が火災にも関与している可能性があるとみて詳しく調べている。 奈良谷容疑者は5月末にも同市長田区の倉庫に放火したとして、非現住建造物等放火の疑いで9月に逮捕、起訴されていた。 ヤング神戸須磨クラブのホームページによると、同チームは全日本少年硬式野球連盟(ヤングリーグ)に所属し、主に中学生が在籍している。過去には米大リーグ・マリナーズなどで投手として活躍したマック鈴木氏(50)=本名・鈴木誠、プロ野球・ソフトバンクに所属する野村勇内野手(28)ら10人のプロ野球選手を輩出している。

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