松山の企業の承認なく連帯保証契約 別企業に1.2億円融資 当時の経営者逮捕「個人的に借りた」【愛媛】

愛媛県松山市の企業で当時代表取締役を務めていた男が、自らが経営する別の企業で1億円を超える融資を受けるため、松山市の企業の承認なく連帯保証の契約を銀行と結んだ疑いで、30日に逮捕されました。男は「個人的に借りた」と容疑を否認しています。 特別背任の疑いで逮捕されたのは、岡山県笠岡市に住む会社役員の男(77)です。 警察の調べによりますと男は2019年1月30日頃、自身が代表を務める岡山県内の会社の事務所の建設費用などのため、銀行から1億2000万円の融資を受ける際、男が当時の代表だった松山市内の別の会社から承認を得ることなく、連帯保証の契約を銀行と結び、松山市の会社に損害を与えた疑いがもたれています。 男は融資を受けたあとの2019年7月に松山市の会社の代表を退任していて、後任の代表が着任した後に不正な融資が発覚。警察は2022年7月に松山市の会社の代表から告訴状を受理して捜査していました。 男は「融資を受けたことは間違いないが個人的に借りたもの」と容疑を否認していて、警察が契約を結んだ状況や手口、動機などを調べています。

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