「借金返済のためだった」“闇バイト”で特殊詐欺の受け子兼出し子 風俗店従業員の女(31)を逮捕…ほかに少なくとも余罪3件 札幌市東区

札幌・東警察署は2025年11月5日、特殊詐欺事件のいわゆる「受け子」や「出し子」をした詐欺などの疑いで、埼玉県に住む風俗店従業員の女(31)を逮捕しました。 女は3月26日、札幌市東区に住む女性(80代)からキャッシュカード2枚をだまし取り、翌27日までの間にコンビニやスーパーのATMから計4回に渡って現金140万円を引き出した疑いが持たれています。 女は「キャッシュカードをだまし取り、ATMで現金を引き出しました」などと容疑を認めているということです。 この事件では3月26日、被害者の女性が逮捕された女とは別の金融機関職員を装う人物から「あなたには医療費の還付金があります。この還付金はあなた名義の口座に振込をしたい。そのキャッシュカードは古くなっているので取り換える必要がある。これから女性の職員がキャッシュカードを取りに行きます」などと、うその電話を受けていました。 女性は、その後自宅にやってきた女にキャッシュカードを渡してしまったということです。 女はすでに埼玉県内で起きた同様の特殊詐欺事件で「受け子」および「出し子」をした疑いで検挙されていて、押収した女の携帯に残っていた記録から今回の事件への関与が明らかとなりました。 調べに対し、女は「闇バイトに応募をして“受け子”や“出し子”をやるようになった。借金を返済するためだった」などと供述しています。 警察によりますと、女は同時期に札幌市内で起きていた特殊詐欺事件に少なくとも3件関与しているということです 警察は女の余罪のほか、共犯者についても捜査しています。

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