トランクルームに“10年以上”隠し続けたか…ドラム缶から女性遺体 夫を逮捕

先月、ドラム缶の中から発見された女性の遺体は、埼玉県所沢市のトランクルームで10年以上もの間、放置されていました。遺体を遺棄したとして逮捕された夫は殺害をほのめかし「十数年前から1人暮らしをしている」と供述していることが分かりました。 埼玉県所沢市の幹線道路沿いのトランクルーム。先月、この一室の利用料金の支払いが滞ったことから、リサイクル業者が中に入りました。置かれていたのはドラム缶。 遺体発見現場の近くにいた人 「今まで嗅いだことない臭いだった。薬品とかの刺激臭じゃなくて、まとわりつくような臭い」 ドラム缶の中から女性の遺体が見つかり、トランクルームの契約者だった保谷仁容疑者(50)が死体遺棄の疑いで逮捕されました。見つかった遺体は、保谷容疑者の妻・美治さんと確認されています。 警察によりますと、遺体には、死亡との因果関係は分かりませんが、何らかの外傷があったということです。 保谷仁容疑者 「私がやったことで間違いありません」 遺棄した容疑を認めているという保谷容疑者。美治さんとの結婚は2007年だったといいます。そして2011年ごろ、2人は所沢市内のアパートで暮らしていたことが分かっています。 結婚から4年後、美治さんの行方は分からなくなりました。 警察は最後に生存の確認ができているのは2011年の夏ごろ、39歳の時だとしています。一方、保谷容疑者は2011年9月にはアパートから5キロほど離れたトランクルームを契約しています。警察は遺体の置き場に困ったためとみています。 そして、14年近くの月日が流れました。運営会社によりますと、客からの解除の申し出がない限り、自動的に継続されていくため、料金の支払いがあれば、10年以上放置されていても気付くのは難しいということです。 保谷容疑者は美治さんの殺害をほのめかす話もしているといい、警察は美治さんが亡くなった経緯についても調べを進めています。

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