1999年11月、名古屋市西区で発生した主婦殺害事件。被害者の夫の高校時代の同級生だったという容疑者が逮捕されました。事件発生から26年目の逮捕のニュースに、SNSでは「時効」というワードが話題に。「殺人事件の時効がなくなって本当によかった」「時効があったら解決はなかったかもしれない事件」「もし今も時効があったらと思うと……」など、「時効撤廃」がもたらした容疑者逮捕に、さまざまな声が上がっています。 殺人事件における「時効」はどういった経緯で撤廃されたのか、そして時効撤廃がもたらし得るものとは――。佐藤みのり法律事務所の佐藤みのり弁護士に、見解を聞きました。