スポーツ賭博に関わり賄賂を受け取ったとして、大リーグの投手2人が、11月9日にニューヨーク州ブルックリンの検察当局に起訴された。 起訴されたのは、クリーブランド・ガーディアンズのエマニュエル・クラセ投手とルイス・オルティス投手だ。2人は投げる球種を事前に知らせた上で、賭けが成功するよう故意にボール球を投げるなどの不正操作に関わった疑いが持たれている。 両投手が登板する試合で通常よりも多くの賭博が行われていたことから、MLBが調査を続けており、7月から懲戒処分ではない有給休職扱いになっていた。 クラーセ被告とオルティス被告は複数の罪で起訴されており、有罪になれば最長で20年の禁錮刑が科される可能性がある。 MLBは9日、「捜査の当初から連邦の法執行当局に連絡を取り、捜査の過程を通じて全面的に協力してきました。起訴および本日の逮捕を把握しており、われわれの調査は継続中です」という声明を出した。 ガーディアンズも「捜査が続く間、われわれは法執行当局およびメジャーリーグ機構と全面的に協力を続けます」と述べている。 米司法省によるとオルティス被告は9日にFBIに逮捕され、10日にボストンの連邦裁判所に出廷する予定だ。