インドの世界遺産付近で爆発、テロ含め捜査 地元紙はイスラム過激派医師の犯行と報道

インドの首都ニューデリーにある世界遺産「ラール・キラー(赤い城)」付近で10日夜、乗用車が信号待ちで停車中に爆発し、警察当局によると、13人が死亡した。警察は自爆テロの可能性を含め捜査している。モディ首相は11日、爆発に関与した者はすべて裁きにかけると表明した。 インディアン・エクスプレス紙によると、インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド支配地域ジャム・カシミール州の警察はこれまでにニューデリー近郊などの医師2人をイスラム過激派ジェイシモハメドなどとつながりがある疑いで逮捕。硝酸アンモニウムとみられる爆発物を押収した。逮捕後に行方不明になった医師1人が車を運転し、爆発を起こした可能性があるという。 インドはかねて、パキスタンがイスラム過激派を潜伏させていると非難しており、イスラム過激派の関与が明らかになれば、核武装する両国の緊張が高まる恐れもある。(岩田智雄)

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