佐賀県内の60代女性が5億円以上の被害に遭ったニセ電話詐欺事件で、県警は11日、さいたま市の50代男性からも同様の手口で現金をだまし取った事件に関与したとして、詐欺の疑いで横浜市都筑区池辺町、無職の男(21)と住所不定、無職の男(36)、住所不詳、無職の男(54)を再逮捕したと発表した。 また、横浜市旭区鶴ケ峰2丁目、無職の男(37)と同市青葉区荏子田2丁目、大学生の男(20)を11日までに新たに逮捕した。 5人の逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して6月17〜30日、男性に対して電話で警察官などになりすまして「現金を用意して」「おとり捜査に協力してほしい」などとうそを言い、さいたま市内の駐車場で現金6千万円を受け取った疑い。 県警組織犯罪対策課によると、5人は現金の受け取り役や回収役、勧誘役などをしていたとみられる。また、今回の事件でだまし取った6千万円を運搬したとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)などの疑いで横浜市都筑区折本町、無職の男(20)も10日に逮捕した。6人の認否は明らかにしていない。男性は総額約8千万円の詐欺被害に遭っている。