抱き枕や絵画などをフリマサイトに架空出品し、不正利用したアカウントで自ら購入手続きを行い、商品として紙切れが入ったビニール袋を送る手口で、サイト運営会社から約190万円をだまし取ったとして、大阪市に住む男3人が富山県警に逮捕されました。 電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたのは、いずれも大阪市の職業不詳、堀口研容疑者(36)、森中亮容疑者(36)、石山祐直容疑者(33)の3人です。 富山県警などによりますと、逮捕された3人は去年10月、別の人物と共謀のうえ、フリマサイトで抱き枕や絵画などおよそ80点を架空に出品し、不正に取得した三重県の女性らのアカウントで購入手続きを行い管理会社に代金を支払わせ、最終的に売上金として約190万円をだまし取った疑いがもたれています。 3人は大阪市内から商品ではなく紙切れが入ったビニール袋を送っていたということです。 警察は共犯事件として3人の認否を明らかにしていません。 県警によりますと、3人はビニール袋の発送役を担っていて、ほかにも同様の手口で利益を得ていたとみられるということです。 県警は共犯者や余罪を調べるとともに組織的な犯罪とみて事件の実態解明を進めています。