野菜加工会社で不法就労助長 容疑で社長ら再逮捕 警視庁

資格外活動の許可を受けていないインド人を工場で働かせたとして、警視庁国際犯罪対策課は13日までに、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、野菜加工会社「ベジミール」(埼玉県深谷市)社長、石井誠(48)=同県鴻巣市滝馬室、バングラデシュ国籍で同社取締役、チョウドリ・ハミド・ホセイン(47)=同県深谷市上野台=両容疑者を再逮捕した。 石井容疑者は容疑を否認し、チョウドリ容疑者は認めている。同課は同日、法人としての同社も書類送検した。 逮捕容疑は、2024年7月16日~25年10月21日、資格外活動の許可を受けていないインド人を不法に働かせた疑い。 チョウドリ容疑者は、23年から同社で人事を担当しており、インド人について「最低賃金で働いてくれる労働力だった」「雇用すれば一定期間働いてくれた」などと話しているという。 同課は、同社で働いていたインド人の男4人についても、東京出入国在留管理局にうその書類を提出したとして、入管難民法違反(虚偽申請)容疑で再逮捕。いずれも「ブローカーにうその資格申請をされた」と容疑を否認しているという。 4人は、インド国内でブローカーに約100万~140万円を支払うなどして来日し、友人の紹介で同社で働いていたとみられる。 同課は6月に外部から情報提供を受け捜査。10月に社長らを逮捕した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする