「人をたぶらかすのは得意」高齢者支援をうたい女性(96)から通帳などをだまし取ったか 元京都府警警察官の男(61)らを詐欺容疑で逮捕

高齢者向け支援団体の運営を行う元警察官の男と知人の女が、利用者から通帳などをだまし取ったとして逮捕されました。 (竹内雅人容疑者 先月28日)「安心してお家で生活できるようにするには僕たちも優しく接しなければと思います。人を“たらす”のは得意なので」 カメラの前で得意げに話すのは、詐欺の疑いで逮捕された京都府警の元警察官・竹内雅人容疑者(61)です。京都府警を退職した後は、認知症の高齢者の送迎などのサービスを行う団体「つなぎ」の理事を務め、運営に携わっていました。 警察によりますと、竹内容疑者は同じく詐欺容疑で逮捕された保険外交員の石地裕己容疑者(55)と共謀し、今年3月、「つなぎ」の利用者だった96歳の女性に対し「通帳のお金をまとめた方が便利だからやってあげる」などと嘘を言い、通帳やキャッシュカードなどをだまし取った疑いがもたれています。 竹内容疑者は逮捕前、MBSの取材に対応していました。 (逮捕前の竹内雅人容疑者) 「基本的に(私たちは)財産管理はしないから、原則そういったこともしないので」 「(Q通帳は管理はしていただけない?)「それは僕らはできない。管理する方がいるので、司法の先生に頼む」 竹内容疑者らは女性が持っていた3つの口座を1つまとめるという口実で通帳などを預かり、そのうち2つの口座を解約したと説明。しかし実際には口座は1つしか解約されておらず、通帳も返却されていなかったとみられます。 女性から「実印や通帳を渡した」などと聞いた親族が不審に思い確認したところ、解約されたはず口座から多額の出金があったため警察に相談し、事件が発覚しました。 竹内容疑者らは「通帳などはすべて被害女性に返している」などと容疑を否認しているということで、警察は犯行にいたった経緯など調べています。

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