ライアン・マーフィが企画・脚本・ショーランナーを務めるNetflixのアンソロジーシリーズ「モンスター」のシーズン4に、サラ・ポールソン(「アメリカン・ホラー・ストーリー」)が連続殺人鬼アイリーン・ウォーノス役で出演することがわかった。 ウォーノスは7人の男性を銃で殺害したアメリカ史上初の女性連続殺人犯で、パティ・ジェンキンス監督の映画「モンスター(2003)」でシャーリーズ・セロンが演じ、アカデミー賞主演女優賞を受賞した。 「モンスター」シーズン4は、伝説の女性殺人鬼リジー・ボーデンを題材にすることが明らかになっている。リジー・ボーデン事件とは、1892年に米マサチューセッツ州フォールリバーの豪邸で資産家アンドリュー・ボーデンと後妻アビーが斧で惨殺された、世紀の未解決事件。当時、邸宅内にいたのはボーデン家の次女リジーと女中のブリジット・サリバンだけで、継母アビーを嫌い数日前にも家族の毒殺を企てていたリジーが殺人容疑で逮捕されたが、裁判の末に証拠不十分で無罪となった。現在もさまざまな仮説が唱えられ、なかにはリジーとブリジットが恋愛関係にあったというものもある。 米バラエティによれば、シーズン4はリジー・ボーデンに焦点を当てるもので、彼女の事件がアイリーンなどその後の女性殺人鬼たちに与えた影響や関連性などが描かれるようだ。「モンスター」シーズン4は、マーフィのドラマ「フュード 確執 カポーティ vs スワン」でテレビデビューしたエラ・ベイティがリジー役で主演。また、チャーリー・ハナムがリジーの父アンドリュー役、レベッカ・ホールが継母アビー役、ビッキー・クリープスが女中のブリジット役を演じる。撮影はロサンゼルスで進行している。 チャーリー・ハナムが主演するシーズン3「モンスター エド・ゲインの物語」は、数々のホラー・サスペンス映画に影響を与えた実在の連続殺人犯エド・ゲインを描いている。現在、Netflixで配信中。