パトリック・ベバリーの逮捕の詳細が明らかに…未成年の妹を絞首し殴打、最大懲役10年の可能性

11月15日(現地時間14日)、ロサンゼルス・クリッパーズなどで活躍した元NBA選手のパトリック・ベバリーが家族への暴行容疑で逮捕された。 闘将の逮捕は現地メディア『TMZ』をはじめ、各社が驚きとともに報じた。ベバリーはすでに保釈金4万ドル(約620万円)を支払って釈放。事件の詳細が明らかになってきた。 『New York Post』によると、ベバリーはテキサス州フォートベンドの自宅で10代の妹の首を絞め、殴打した疑いが持たれており、第3級暴行容疑に問われているという。 同メディアが閲覧した法廷文書には、ベバリーの15歳の妹は18歳のボーイフレンドに会うために、許可なく自宅を出たと記載されている。彼女が戻ると、母親とベバリーが彼女を問いただし、ベバリーはその場で彼女の首を両手でつかみ、足が床から離れるように持ち上げたという。また、15歳の妹は「ベバリーが約30秒ほど首を絞めつけ、痛みを伴った。酸素が足りなくなり、息ができないと感じた」と主張している。 さらに、ベバリーは妹の首を掴んだまま部屋の外に連れ出し、ソファの上で左目付近を殴打。そして、妹の証言では「ベバリーが彼女を殺す家族の一人になる」と激しい口調で脅迫したことも付け加えられている。 警察はボーイフレンドからの通報を受けて現場に急行。その後、妹の首には絞首の痕跡があり、白目部分に点状出血が見られたことを報告している。 ベバリーは事件後、弁護士を通じて供述の正確性に異議を唱え、争う姿勢を示している。また、SNSには以下の内容を投稿し、報道を鵜呑みにしないでほしいと訴えかけた。 「パトリック・ベバリーには犯罪歴はありません。彼は自分の妹を深く気にかけています。彼女は若い女性であり、未成年です。そのことを踏まえれば、真夜中に家に帰ってみたら、彼女が18歳の男性と2人きりで家におり、彼が心配するのはどんな兄であっても当然のことです。しかしながら、その後に起きたことについては、説明されているような形ではなかったと私たちは考えており、今後それは法廷で説明できることでしょう」 ベバリーは今年2月にも民事訴訟を起こされたばかり。同選手はミルウォーキー・バックスに在籍していた2024年5月、対戦相手のインディアナ・ペイサーズのファンに向かってボールを投げつけ、被害者から提訴されていた。 オールディフェンシブ選出歴を持つ守備職人は、トラブルメーカーとしても知られており、コート上での相手選手との衝突による罰金処分や出場停止は珍しくなく、観客との衝突も上記の一件が初めてではない。 ベバリーの弁護士を務めるレティシア・キニョネス・ホリンズは、『New York Post』からの問い合わせに対して、ベバリーの正義感と推定無罪である事実を強調した。 「宣誓供述書にはいくつか否定的な内容が含まれていることは理解しています。しかし、あれはあくまでストーリーの片側で、感情が高ぶっている状態で語られたものだということを忘れないでください。パトリックは暴力的な人物ではなく、その夜も暴力的ではありませんでした。その夜、当局に対して非常に礼儀正しく接し、他の人々にも同じように振る舞うよう促していました。彼は妹や母親を含めた家族の生活を支え、守る存在です。これらの容疑について無実が証明されると、私は強く信じています」 ベバリーは、ジェイソン・ウィリアムスと運営するPodcast番組を更新するなど、これまでと変わらずに活動を続けている。 なお、テキサス州法では第3級重罪で有罪判決の場合、2〜10年の懲役が科されることになる。 文=Meiji

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