韓国の人気グループ・EXO(エクソ)の元メンバー・クリス(本名:ウー・イーファン=35)が2023年、中国で未成年者性的暴行の疑いにより収監されたと伝えられたが、最近刑務所で死亡したという噂が、中国本土でSNSを揺るがしていると現地時間の18日、香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。 同メディアはSNSの投稿を引用し「クリスが、刑務所内で組織の要求を満たせなかったために死亡した」という噂が急速に広まったことを伝えた。一部では「長期間、飢餓状態に置かれて衰弱死した」「あるスターの死亡事件の内情を知っているという理由で、口を封じられた」という主張まで飛び交っているという。 北京朝陽(チャオヤン)区の公安局がクリスの事件の管轄だが、今回の噂については特にコメントをしていないと伝えた。 クリスに関しては、昨年4月にも刑務所内で乱闘中に死亡したという噂が流れたが、当時も公式確認はなされなかったという。 同メディアは、繰り返される虚偽情報に現地ネットユーザーが「噂が日を追うごとに荒唐無稽になっている」「刑務所は規制がとても厳しい。そんな事件が簡単に起きるはずがない」と不満を述べていると伝えた。 クリスは20年12月、自宅でお酒に酔った女性に性的暴行を働き、同様の手口で3人の女性に性的暴行をした疑いが浮上。さらに18年7月、自宅に人を集めて女性2人に集団わいせつ行為をしていた疑いまでが提起され21年7月、強姦(ごうかん)罪で刑事勾留(逮捕と同類)され、その後の裁判で懲役13年が確定。刑期終了後には、国外追放が命じられていると伝えられた。