マッチングアプリで知り合った男性から飲食店でぼったくり営業を繰り返していたとしてグループの男女7人が逮捕されました。親子で“ぼったくり行為”をしていたとみられています。 逮捕されたのは、群馬県沼田市の団体職員・永井博美容疑者(49)と、息子で元飲食店従業員の永井麗央容疑者(21)ら男女7人です。 永井容疑者らは今年5月中旬ごろ、マッチングアプリで知り合った30代の男性を東京・渋谷のバーに誘い出し、飲食代金として36万円を強引に取り立てた上、金額に間違いがあり不足分などとして、434万円をだまし取った疑いがもたれています。 警視庁によりますと、母親の博美容疑者は息子の麗央容疑者から「やってみたら」と誘いを受け、アプリで「ありな」という名前で若い女性を装い、男性とマッチングするなど一緒にぼったくり行為を繰り返していたということです。 母親はこれまでに200人の男性に連絡をとり、6人からおよそ880万円を得ていたとみられています。 取り調べに対し、母親の博美容疑者は「息子がぼったくりバーでかなり稼いでいたことを知っていたので、連絡をとるだけで稼げるならやってみようとつい軽い気持ちでやってしまった」と容疑を認めているということです。 警視庁は、このグループは「匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウ」とみていて、これまでにメンバー13人を逮捕しています。 警視庁は、背後に指示役がいるとみて実態解明を進めています。