リクルーターとみられる岐阜市の女 かけ子の渡航を手助けか パスポートを代理申請し費用も負担 中国拠点の特殊詐欺

中国のマンションの一室などを拠点にした特殊詐欺事件で、逮捕されたリクルーターとみられる岐阜市の女が、かけ子のパスポートを代理申請するなど渡航を手助けしていたことがわかりました。 警察によりますと岐阜市の会社員・坂口篤子容疑者は、今年7月、中国籍の呂明峰容疑者と、愛知県稲沢市の青木真樹容疑者らと共謀し、中国の詐欺拠点から名古屋市に住む67歳の女性に警察官などになりすまして、うその電話をかけ、現金300万円をだまし取った疑いで再逮捕されました。 坂口容疑者は、詐欺グループの「リクルーター」とみられ、勧誘した青木容疑者を呂容疑者に紹介したということですが、その後の警察への取材で、坂口容疑者が青木容疑者のパスポートを代理申請し、費用も負担するなど中国への渡航を手助けしていたことが新たにわかりました。 坂口容疑者を知る人: 「(坂口容疑者に)悪い感じの印象はない。はっきり挨拶して、普通の方かと思っていた。」 警察は、3人の認否を明らかにしていませんが、3人を含むグループは、中国国内の高層マンションなど、複数の拠点を転々としながら犯行を重ねていたとみられ、ほかにも、日本人がかけ子として関与していたとみて調べています。

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