兵庫県の内部告発問題をめぐり、自殺した元兵庫県議の名誉を毀損した疑いで逮捕されたNHK党党首の立花孝志容疑者(58)について、神戸地検は28日、名誉毀損と死者名誉毀損の2つの罪で起訴しました。 起訴状によりますと、立花被告は去年12月、自身が立候補した選挙の街頭演説などで、県議会の百条委員会の委員を務めた竹内英明元県議について「警察の取り調べを受けているのはたぶん間違いない」などと発言したほか、今年1月に竹内氏が死亡した翌日以降、SNSなどで「どうも明日逮捕される予定だったそうです」などと虚偽の情報を投稿し、竹内氏の名誉を毀損した罪で起訴されました。 立花被告は6月に竹内氏の妻から刑事告訴された直後、「『なぜ私が竹内さんの名誉を毀損したのか』についての真実、あるいは真実相当性を説明して、不起訴になるように努力していきます」などとコメントしていました。 立花被告側の弁護士によりますと、立花被告は逮捕直後は「真実相当性」を主張し、容疑を一部否認しましたが、逮捕から5日後には一転して罪を認め、竹内氏の遺族側に示談を申し入れたものの即日拒否されています。(ANNニュース)