盗品と知りながらトヨタの高級車を保管したとして、警視庁捜査3課などの合同捜査本部が27日、盗品等保管容疑で家宅捜索したコンテナから、盗難車9台分のパーツが見つかった。28日、警視庁への取材で分かった。いずれもトヨタ車で、10月に盗難の届けが出ていたという。 捜査関係者によると、アラブ首長国連邦(UAE)に輸出予定だった長さ12メートルのコンテナ1個の中から、解体された自動車のエンジン部分やドアなどの大量のパーツが見つかり、エンジン番号などを照合。千葉県と埼玉県で盗まれたトヨタ車の「レクサス」「ランドクルーザー」「ハリアー」など9台と一致した。 輸出の手続きは、盗品等保管の疑いで逮捕されたアフガニスタン人の男が関与していたとみられる会社が行っていたといい、合同捜査本部が詳しい経緯を調べている。