改名した上、ウソの勤務先などを申請し住宅ローンの融資金をだまし取った詐欺事件で、警察は北九州市の会社役員の男ら2人を再逮捕し、新たに福岡市の自営業の男ら2人を逮捕しました。 11月18日に詐欺の疑いで再逮捕されたのは、北九州市の会社役員、石井隆道容疑者(58)と福岡県中間市の会社役員、柏木英範容疑者(46)です。 また、18日から27日にかけて福智町の自営業、石津啓司こと石津啓心容疑者(40)と福岡市の自営業、日當修磁容疑者(59)が詐欺の疑いで新たに逮捕されました。 28日に発表しました。 警察によりますと、4人は共謀の上、石津容疑者の名前を改名し、偽造した源泉徴収票などを使って住宅ローンを申し込み、2022年10月からおととし3月までに金融機関から融資金およそ4640万円をだまし取った疑いです。 石井容疑者と柏木容疑者は、10月28日に今回と同様の手口の詐欺容疑で逮捕されています。 警察はこの2人がウソの申請を繰り返し、住宅ローンの融資金合わせて5億7000万円をだまし取ったとみています。 警察は4人の認否を明らかにしていませんが、特定危険指定暴力団、工藤会の捜査の過程で関与が浮上したことから、だまし取った金が工藤会の資金源になった疑いもあるとみて捜査しています。