高齢女性から約600万円だまし取ったか ベトナム国籍の男を逮捕 女性は計6800万円の詐欺被害 山口

SNS型ロマンス詐欺で山口県の高齢女性から現金約600万円をだまし取ったとして、山口県警周南署は16日、福岡県行橋市行事に住むベトナム国籍の会社員の男(29歳)を詐欺の疑いで逮捕しました。 警察によりますと、2023年1月下旬から12月29日までの間、男の共犯の人物が女性に対して、海外で勤務する日本人医師などを名乗り、SNSなどを使って「海外勤務の報酬として国連の報奨金を受け取ることになった」「報奨金を代わりに受け取ってほしいが、そのためには依頼料などの費用が必要」「その費用をエージェントが受け取りに行くので渡してほしい」などのうそのメッセージを送りました。男はエージェントになりすまし、4回にわたり、周南市の路上で女性から600万円をだまし取った疑いがもたれています。 金の出し入れを不審に感じた金融機関からの通報で、事件が発覚しました。男は「金を受け取りに行ったが、詐欺とは思わなかった」と供述しています。 女性は去年9月までに、約6800万円をだまし取られる被害に遭っています。男は詐欺グループの受け子役とみられます。警察は男の余罪を調べるとともに、関与した人物の行方などを調べています。

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