新たに遺体発見で死者146人に 香港高層マンション火災

香港、中国、12月1日 (AP) ― 香港の集合住宅火災による死者数は11月30日、焼失した建物からさらに遺体が発見されたことで146人に増えた。この災害現場には、香港史上最悪の惨事の一つとして、即席の追悼場所に献花する市民の列が途切れない。 香港警察の災害犠牲者身元確認班責任者によると、同班はワン・フック・コート団地の建物を入念に捜索しており、アパートの部屋と屋上の両方で遺体を発見したという。 これまでに7棟のうち4棟の調査が完了したという。 香港警察の死傷者対策班長は、最新の捜索でさらに30体の遺体が発見されたと述べた。このうち12体は消防隊員によって既に発見されていたが、回収されていなかったという。 さらに100人が行方不明で、79人が負傷しているという。 香港当局は29日遅く、同じ請負業者が手掛ける28の建築プロジェクトについて、安全監査のため即時作業停止を命じた。 火災発生の翌日、建設会社の取締役3人と、技術顧問が過失致死の疑いで逮捕された。警察は会社名を公表しなかったが、幹部が重大な過失を犯した疑いがあると述べた。 この3人は保釈されたが、その後香港の反汚職当局に再逮捕された。同当局はさらに足場下請け会社の取締役、改修プロジェクト管理者ら計8人を逮捕している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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