金融機関にうその手続きをして自身の給与を水増ししたとして、経理担当だった女が再逮捕されました。 電子計算機使用詐欺の疑いで再逮捕されたのは、熊本県宇土市松山町の無職、石橋明美容疑者(57)です。 石橋容疑者は、八代市の製造会社で経理担当として働いていた2019年1月から12月にかけて、社内のパソコンを使い、本来の自身の給与に毎月145万円〜160万円の金額を上乗せする うその情報を金融機関に送って、約1870万円の不当な利益を得た疑いが持たれています。 警察の調べに対し、石橋容疑者は「クレジットカードの支払いなどに使ったと思う」と容疑を認めているということです。 ■「払い戻し請求書」を使った詐欺容疑も 石橋容疑者は会社の払い戻し請求書を使って金融機関から約865万円をだまし取った詐欺の罪で11月に逮捕され、12月2日起訴されています。 警察によりますと、石橋容疑者は従業員の給与振り込みなどを担当していましたが、経理に不審な点があったことから、今年6月に解雇されていました。 その翌月、会社の関係者が石橋容疑者について「給与の水増しがあった」などと警察に相談していたということです。 石橋容疑者は警察の調べに対し、「私が1人で会社の給与手続きを行っていたので、私がしたことに間違いない」と容疑を認めたうえで、「クレジットカードの支払いなどに使ったと思う」と話しているということです。