北海道警察は2025年12月2日、札幌の会社「M’s」を経営する武藤健太郎容疑者(41)、札幌市中央区の土木作業員・滝川貴昭容疑者(36)ら男女6人を詐欺の疑いで再逮捕しました。 6人は共謀の上、2021年12月ごろから22年4月ごろまで、滝川容疑者が統合失調症を患ったと偽って札幌市内の精神科病院に入院させ、あらかじめ契約していた生命保険会社に保険金を請求して約120万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察は6人の認否を明らかにしていません。 指示役とみられる武藤健太郎容疑者は、同様の手口の保険金詐欺に関わったなどとして、今回が9回目の逮捕です。 警察によりますと、同様の手口による被害金額は、これまで判明しているだけで約5120万円にのぼるということです。 警察は、武藤容疑者が経営する「M’s」を中心とした匿名・流動型犯罪グループの実態解明を進めています。