現役の暴力団組員をかたって飲食店主に植木を押しつけ、みかじめ料を徴収したとして、警視庁暴力団対策課は4日、東京都足立区梅田6の無職、関根義続容疑者（61）を詐欺容疑で逮捕したと発表した。年末は、暴力団員が門松など正月飾り代名目でみかじめ料を要求することもありえるといい、警視庁が注意を呼び掛けている。 逮捕容疑は、指定暴力団住吉会系組員を装い、1月31日～11月1日、10回にわたって墨田区の飲食店経営者から植木のリース代名目のみかじめ料計30万円をだまし取ったとしている。関根容疑者は住吉会系組幹部だったが、2023年10月ごろに離脱していた。容疑を認めているという。 22年12月ごろ以降、ほかの飲食店や建設会社からもみかじめ料として100万円超を徴収していたとみられる。